アラビヤ珈琲店

グリコの看板でおなじみ、大阪ミナミの戎橋から南へ、二筋目左の角を曲がると正面に法善寺入口が見え、戎橋筋と法善寺を東西に結ぶ中間に我が「アラビヤコーヒー店」があります。



看板が見えた時、香ばしい香りが、貴方を誘うでしょう。

←左の焙煎機の看板がお店の目印です。
 ここでちょっと一休み。

いつも常連さんで賑わっているカウンターとゆっくり出来るテーブル席の店内1階。
カウンターには、先代マスターがテーブルを改造して創ったチェアー(左から2枚目)
店内奥の階段を上がると・・・
2階には先代からの宝物が所狭しと飾られている。
50余年の歴史を感じさせられるアラビヤファンには思い出の隠れ家的空間でもある。
開店当時使用の手回し焙煎機。(左から3枚目)
「君、アラビヤコーヒーを知ってるかい?」
「いえ、知りません」
「そうかい、あそこのコーヒーとアラビヤサンドはおいしいよー」
と、中村富十郎先輩から教わったのはもう二十年以上も前のことです。それからというもの大阪公演での朝食は毎日[アラビヤ珈琲店]ということになりました。ちょっと怖そうなお父さんが実はすごくいい人で、怖そうに見えたのはコーヒーへのこだわりの強さだと分かったり、長男の明朗さんが同い年で、僕と同じく野球好きでたちまち意気投合し、よく早朝野球をやったりしたのも、懐かしい思い出です。

今のミナミはすっかり落ち着きのない街になってしまいましたが、お父さんのようにこだわりとプライドを持った、ユニークな人たちがたくさんいる面白い街でありました。
二十一世紀を迎えた今年、アラビヤコーヒーは五十周年、私は十代目三津五郎襲名と、お互い節目の年になりました。お父さんが一代で築き上げ、手塩にかけ、愛情のすべてを賭けて守り抜いた店であることを誰よりも一番強く知っているのは明朗君です。そんなお父さんの意思を受け継ぎながら、今度は自分が当主としてこれからの店を切り盛りしていかなければいけないそのプレッシャーは、同じく当主になりたての私には痛いほど理解できます。不惑を越え、離婚を経験し、親を亡くし、何だか似たような人生を過ごしてきましたので、今では自分の分身のような、深い友情を抱いています。
これから彼が入れる一杯のコーヒーには、きっと今までにない深い味わいが増すことでしょう。そのコーヒーと共に、彼自身の人生も重ねて、末永くおつきあいしていきたいと思っています。

十代目 坂東三津五郎
地図
有限会社 アラビヤコーヒー
〒542-0076 大阪市中央区難波1-6-7
営業時間/10:00〜19:00(年中無休)
TEL&FAX:06-6211-8048
URL:http://www.arabiyacoffee.com
E-mail:info@arabiyacoffee.com

焙煎工場
〒551-0002 大阪市大正区三軒家東4-1-11
TEL:06-6551-1054
PAGE TOPへ